問題行動を改善させる面談ガイド①

【面談が苦手な方へ】

教育者として“心を整える”という第一歩

スタッフの行動に対して、

「これは改善した方がいいな」「伝えないといけないな」と思う場面は、現場で何度もありますよね。

でもいざ「面談をしよう」と思ったとき、

心のどこかでブレーキがかかる感覚を持つ方も多いのではないでしょうか。

「話すのが怖い」「うまく伝えられるかわからない」「怒ってしまいそう」

そんな気持ちになるのは、未熟だからではありません。

むしろ、「人を大切にしたい」という想いがあるからこその感情だと思います。

では、どうすれば“苦手”を超えて、相手と向き合えるようになるのでしょうか。

その鍵は、自分自身の「心の整え方」にあります。

面談が怖くなる3つの理由

1つ目は、「相手を変えなければいけない」と自分にプレッシャーをかけてしまうこと。

2つ目は、「感情的になられたらどうしよう」という恐れ。

3つ目は、「自分がうまく対応できなかったら…」という不安。

どれも自然で、誰にでもある感情です。

まずはそれを否定せず、そのまま受け止めてください

面談は“コントロール”ではなく“支援”

面談の目的は、相手を従わせることではありません。ですが教育者、リーダーだという責任感から、

「どうしても更生させなきゃ!」と私は当初とっても意気込んでいました。笑

本当は

「この人が少しでも前に進めるように、何ができるか」を一緒に考える時間であり、そうした方が心が楽です。

・この人がよりよく働けるには?

・この行動が変わることで、どんな良い影響がある?

・私はこの人に何を与えられるだろう?

こうした視点を持つことで、自分から出る言葉は“指導”ではなく、“支援”として届きます。

自分の心を整えるワーク

自分の状態を整えるために、私が自分に言い聞かせたことはこれです。

  1. 今の感情をチェックする

     怒り、不安、焦りがあるときは面談を保留する。

  2. 目的を確認する

     「この人を変える」のではなく、「成長を支える」ことが目的。

  3. 前向きな視点に立つ

     「この問題を通して、私にも成長の機会が与えられた」と思えたら、面談のタイミング。

面談を「叱責」ではなく、「信頼を深める時間」として捉え直すこと。

それが、自分も相手もリラックスして前向きになれる時間への第一歩です。

お読みいただきありがとうございました。

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